AED講習で学んだ“10分”の大切さ
慈恵CPR市民公開講座
心肺蘇生法AED使用法講習会に参加しました


今回は早めに到着。親子で参加の方も多数いらっしゃいました。
今回は紫外線のお話ではありませんが、命を守るための勉強をしてきました。
年間で心肺機能停止傷病者は14万人以上、その中で心臓が原因の方が約9万人。
救急車が到着するまでに平均10分以上かかると言われています。
その“10分間”に何をするかで、助かる命があります。
慈恵医大病院で行われたAED(自動体外式除細動器)講習に参加しました。
いざというときのために知っておきたい手順を、ここで整理してみます。
1. 倒れた方に「大丈夫ですか?」と声をかける
まずは安全を確認し、自分が危険にさらされていないことを確認した上で、倒れている方に近づきます。肩を軽くたたきながら、大きな声で“大丈夫ですか?わかりますか?”と呼びかけます。
同時に周りの人々にも“救急車を呼んでください!!” “AEDを持ってきてください!!”と助けを求めます。この声掛けで、何もできない人が活躍する人になります。
倒れた方の意識がなければ次のステップへ
2. 呼吸の有無を確認
胸やお腹の動きを見て、普段通りの呼吸があるかを10秒以内で確認します。
一般的に呼吸は12~15回、つまり5~8秒に1回呼吸をしています。
「しゃくりあげるような途切れた呼吸」や「全く動きがない場合」は心停止の可能性が高いと判断しますので、すぐに胸骨圧迫を始めましょう。
3. 胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方

胸骨圧迫練習用キットとても分かりやすく説明いただきました。
呼吸がない、または異常な場合は直ちに胸骨圧迫を開始します。
• 両手を重ね、手の付け根を胸の真ん中に置く
• 腕をまっすぐにして、体重をかけて5cmほど沈むまで押す
• 1分間に100〜120回のテンポで
4. AEDの使い方

子どもの人形を使って胸骨圧迫とAEDを体験
AEDが届いたらすぐに電源を入れ、音声ガイドに従います。
パッドを服の上からではなく、直接肌に貼り付け、機械の指示通りにショックを行います。
AEDを扱う間、パッドを貼る間も胸骨圧迫は続けます。
驚くほど簡単な手順ですが、講習で実物を触ってみると安心感が全く違います。
注意するのは、電気ショックボタンを押すときに、感電しないように大きな声で“はなれてください!!”と声に出しながら、誰も倒れた方に触れていないか確認すること。
倒れた方の体調等でAEDの電気が流れないときもありますが、それはそれで大丈夫です。
5. 救急車到着まで

実際に落ち着いて救急車の中を見学したのは初めてです。
電気スイッチを押した後もAEDの電源は切らないでください。引き続き、胸骨圧迫を行い、救急隊が来るまで続けます。体力的にかなりきついので、周囲に協力をお願いし、交代しながら行うことが望ましいです。
今回の講習は小学生もたくさん参加されていました。
実際に講習を受けて、AEDは「難しい専門機器」ではなく、むしろ誰でも使えるように設計されていることがよくわかりました。
知識として知っているだけでなく、手を動かして練習することが、自分にも他人にも命を守るチャンスを与えるのだと実感しました。
最後に救急車の見学もさせていただきました。
実際の災害時に着用するアウターを試着させていただき、救急隊の方に色々質問させていただきました。
“私もできる”ではなく“私ができる”が大切
今回の講習では、最初に動画を数本見せていただきました。AEDが使えれば助かった命があったとのこと。
スポーツをしている中学生のお話、野球をしている高校生のお話、そして、Jリーガー松田直樹選手のお話。
人の命は大切です。できることなら守りたい。ただ、とっさの判断で行動を起こすことは勇気がいります。知識があれば、その場でできることが多くなります。
もしこの記事を読んで「ちょっと自信がないな」と感じたら、ぜひ一度AED講習に参加してみてください。
その10分間の行動が、誰かの未来を変えるかもしれません。




