日焼け止めの「適正量」 正しい使用量を知って”うっかり日焼け”を予防しよう
「うっかりひやけ」っていう言葉を言ってからすでに10年以上!エポカル
「日焼け止めを塗ったのに焼けてしまった」という経験はありませんか?
うっかり日焼け・・・という言葉がだんだんスタンダートになってきました!
実は、多くの人が日焼け止めの使用量を間違えているのが原因かもしれません。
正しい適正量を知ることで、しっかりとした紫外線対策ができるようになりますが、エポカルブランドとしては、本気で肌を守りたいなら、UVカット帽子やUVカットウェアで肌を守り、どうしても露出してしまうところにUVカットクリームを塗ってください!と言っています(^^)/
日焼け止めの適正量とは?
顔への適正量
顔全体:約0.8g(500円玉大)
多くの人が驚くのがこの量の多さです。一般的に使用されている量は適正量の1/4程度と言われており、これでは表示されているSPF値の効果を得ることができません。
体への適正量
体全体:約30g(手のひら全体分)
部位別の目安:
- 腕(片腕):約3g(ティースプーン半分)
- 脚(片脚):約6g(ティースプーン1杯)
- 首・デコルテ:約2g(ティースプーン1/3)
- 背中:約12g(ティースプーン2杯)
なぜ適正量が重要なのか?
SPF値の真実
日焼け止めのSPF値は、1平方センチメートルあたり2mgの量を塗布した場合の数値です。使用量が少ないと:
- SPF50でも実際はSPF10程度の効果しか得られない
- ムラ塗りによる部分的な日焼けが発生
- 汗や皮脂で早く落ちやすくなる
SPF値の意味を正しく理解しよう
SPFは日焼け止め化粧品が主に紫外線のB波(UVB:ultraviolet B)によるサンバーンをどの程度抑えるかを示す数値です。例えばSPF10の日焼け止め化粧品は、何も塗らない時の10倍量(≒10倍の時間)の紫外線B波に対してサンバーンを起こさずにいられます。
つまり:
- SPF10:10倍の時間、サンバーンを防げる
- SPF30:30倍の時間、サンバーンを防げる
- SPF50:50倍の時間、サンバーンを防げる
日本化粧品工業連合会は2000年度から表示最高SPF値を「50+」としました。これは、SPF50を超える効果があっても「50+」と表示されるということです。
SPF値はこうして測定されている
SPF(Sun Protection Factor)は、厳格な基準で測定されます:
- 測定準備
- 一定量の製品を塗布した皮膚と何も塗布していない皮膚を用意
- ソーラーシミュレーターから紫外線量を変えて数カ所照射
- 反応の観察
- 翌日、照射した皮膚の反応(紅斑)を調査
- 一番少ない紫外線量でのMED(最小紅斑量)を特定
- SPF値の算出
- 塗布部のMEDが無塗布部のMEDの何倍かを数値化
- この倍率がSPF値となる
- 測定条件
- 被験者:日本人男性10名以上
- 試験期間:1名あたり2日(計約2週間)
- 表示範囲:SPF1〜50+
重要なポイント:SPFは主にUVB(紫外線B波)による紅斑防止効果を表しており、実際の効果は皮膚タイプ、使用方法、使用量によって大きく左右されます。
うっかり日焼けの原因
- 使用量不足(最も多い原因)
- 塗り忘れ部位(耳、首の後ろ、足の甲など)
- 塗り直し不足
- ムラ塗り
正しい日焼け止めの塗り方
基本の塗布手順
- 適量を手に取る
- 一度に全量ではなく、数回に分けて塗布
- 点置きする
- 顔の場合:額、両頬、鼻、あごの5点
- 体の場合:手のひらサイズの範囲に5〜6点
- 優しく伸ばす
- こすらず、押さえるように密着させる
- 生え際や小鼻の脇も忘れずに
- 重ね塗りする
- 1回目が乾いてから2回目を塗布
- より確実な紫外線対策が可能
塗り忘れしやすい部位チェックリスト
- ✓ 耳たぶ・耳の後ろ
- ✓ 首の後ろ・うなじ
- ✓ 鎖骨周り
- ✓ 手の甲・指の間
- ✓ 足の甲・くるぶし
- ✓ 膝の裏側
- ✓ 髪の分け目
PA値とUVA防止効果について
PA(Protection Grade of UVA)とは
PA値は、UVA(紫外線A波)に対する防止効果を示す指標です。測定方法は以下の通りです:
- 測定プロセス
- 製品塗布部と無塗布部にUVAを25%比で増量照射
- 2〜24時間後の皮膚の黒化反応を調査
- MPPD(最小持続型即時黒化量)の測定
- 黒化が認められた最小の紫外線量を特定
- 塗布部と無塗布部のMPPDの比がUVAPF値となる
- PA値の表示
- PA+:UVAPF2以上4未満
- PA++:UVAPF4以上8未満
- PA+++:UVAPF8以上16未満
- PA++++:UVAPF16以上
UVAの特徴:肌の深部まで到達し、シワやたるみの原因となる長波長紫外線のため、PA値も重要な選択基準です。
耐水性(ウォータープルーフ)の真実
UV耐水性試験の実際
「ウォータープルーフ」表示のある日焼け止めは、以下の厳しい試験をクリアしています:
- 試験条件
- 一定の室温・湯温で20分×2回または20分×4回の入浴
- 水浴前後のSPF値を比較測定
- 判定基準
- SPF保持率の平均90%信頼限界の下限値が50%以上
- この条件をクリアした製品のみが「耐水性効果あり」と判定
- 注意点
- 外側からの水に対する耐水性を測定
- 汗に対する耐久性とは異なる
- 完全に落ちないわけではない
耐水性製品使用時の注意
- タオルで拭いた後は必ず塗り直す
- 長時間の水中活動後は再塗布が必要
- 「ウォータープルーフ」でも2〜3時間での塗り直しを推奨
タイプ別おすすめ使用方法
クリームタイプ
- 適用シーン:しっかりとした紫外線対策が必要な時
- 使用のコツ:温めてから塗ると伸びが良くなる
ミルク・ローションタイプ
- 適用シーン:日常使いや敏感肌の方
- 使用のコツ:薄く何度も重ね塗りする
スプレータイプ(おすすめしません/吸い込みに注意!)
- 適用シーン:塗り直しや髪・頭皮の保護
- 使用のコツ:10〜15cm離して噴射、手で馴染ませる
パウダータイプ
- 適用シーン:メイクの上からの塗り直し
- 使用のコツ:ブラシやパフでムラなく重ね塗り
時間帯別・シーン別の使い分け
日常生活(SPF15〜30)
- 通勤・通学
- 買い物などの短時間外出
- 適正量:やや少なめでもOK
レジャー・スポーツ(SPF30〜50+)
- 海・山・プール
- 屋外スポーツ
- 適正量:必ず規定量を使用
敏感肌・子供(SPF15〜30、PA++)
- 肌に優しい成分重視
- こまめな塗り直しで対応
塗り直しのタイミングと方法
基本的な塗り直し頻度
- 2〜3時間おき
- 汗をかいた後
- 水に入った後
- タオルで拭いた後
メイクをした顔の塗り直し方法
- ティッシュで軽く押さえる
- 汗や皮脂を取り除く
- UVパウダーまたはUVファンデーション
- メイク直しを兼ねて塗り直し
- スプレータイプを活用
- メイクの上から使用可能
よくある質問と対策
Q1: 適正量だとベタつきが気になる
A1:
- 段階的に塗布して肌に馴染ませる
- さらっとしたテクスチャーの製品を選ぶ
- 使用前に化粧水で肌を整える
Q2: 白浮きしてしまう
A2:
- 肌色に合った製品を選ぶ
- 少量ずつ重ね塗りする
- ノンケミカル(紫外線散乱剤)タイプは特に注意
Q3: 敏感肌でも適正量使える?
A3:
- パッチテストを必ず実施
- 敏感肌用・子供用の製品を選択
- 使用量は段階的に増やしていく
Q4: ウォータープルーフなら塗り直し不要?
A4:
- ウォータープルーフでも50%以上の効果保持が基準
- 完全に落ちないわけではない
- 水中活動後やタオル使用後は必ず塗り直しを
Q5: SPFとPAの違いは?
A5:
- SPF:UVB(紫外線B波)による紅斑防止効果
- PA:UVA(紫外線A波)による黒化防止効果
- どちらも適正量使用が前提の数値
Q6: SPF50+の「+」の意味は?
A6:
- 日本ではSPF50を超える効果も「50+」と表示
- 2000年から日本化粧品工業連合会が規定
- SPF100でもSPF50+と表示される
季節別の注意点
春(3〜5月)
- 紫外線量が急激に増加
- 肌が紫外線に慣れていない時期
- 適正量の重要性が最も高い
夏(6〜8月)
- 最も紫外線量が多い
- 汗による流れ落ちに注意
- こまめな塗り直しが必須
秋(9〜11月)
- 油断しがちだが紫外線は強い
- 乾燥による肌トラブルとの兼ね合い
冬(12〜2月)
- 雪による反射に注意
- 室内でも窓際は紫外線対策必要
まとめ:正しい日焼け止め使用で美肌をキープ
日焼け止めの適正量は思っているより多く、顔で500円玉大、体全体で手のひら全体分が目安です。うっかり日焼けを防ぐためには:
- 適正量をしっかり使用する
- 塗り忘れ部位をなくす
- 定期的に塗り直す
- シーンに応じて使い分ける
正しい知識と適切な使用量で、一年中美しい肌を保ちましょう。日焼け止めは「量」が効果を左右する重要なポイントです。今日から適正量を意識して、本当に効果的な紫外線対策を始めてみてください。
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https://www.souken-lab.co.jp/safety/spf.php#gsc.tab=0
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