「UVインデックス」を使った自由研究
夏休みの自由研究にぴったりのテーマ、「UVインデックス」をご存じですか。UVインデックスは、世界共通のものさしで紫外線の強さを表す数字です。むずかしそうに聞こえますが、仕組みがわかれば小学生でも毎日楽しく観察できます。今回は、UVインデックスの基本から、実際に自由研究としてまとめるステップまで、順番にご紹介します。
① UVインデックスとは?
UVインデックス(UV Index)とは、地上に届く紫外線の強さを「0」から「11+」までの数字で表した国際的な指標です。数字が大きいほど紫外線が強く、肌への影響も大きくなります。世界中どこでも同じものさしで比べられるように作られたのが特徴で、天気予報の「気温」のように、紫外線の強さを一目でわかるようにしてくれるものです。
このUVインデックスは、1992年にカナダの研究者によって考案され、その後世界保健機関(WHO)や世界気象機関(WMO)が中心となって世界中に広まりました。日本でも気象庁が毎日のUVインデックスを発表しています。

UV-index
② UVとは?
UVとは「Ultraviolet(紫外線)」の略です。太陽の光の一部で、目には見えません。UVには主に「UV-A」と「UV-B」の2種類があり、UV-Aは肌の奥まで届いてシワやたるみの原因になり、UV-Bは肌の表面を強く刺激して日焼けやシミの原因になります。目に見えないからこそ、「今どのくらい強いのか」を数字で知ることがとても大切なのです。
③ 気象庁のページを見よう
気象庁のウェブサイトでは、全国各地の紫外線情報(UVインデックス)を確認できます。「気象庁 紫外線情報」で検索すると、その日の実況値や予測値、時間ごとの変化がグラフで見られるページが見つかります。まずは家の人と一緒にページを開いて、自分の住んでいる地域の今日のUVインデックスをチェックしてみましょう。
自由研究のヒント:気象庁のページを見た日付・時刻・場所・UVインデックスの数値をノートに書き写しておくと、あとで表やグラフにまとめやすくなります。
④ 1日の変化を知ろう
UVインデックスは1日の中でも大きく変化します。朝は低く、太陽が真上に近づくお昼前後にもっとも高くなり、夕方に向かって再び下がっていきます。1日に3回(例えば朝9時・お昼12時・夕方15時)気象庁のページを確認して数値を記録すると、「紫外線は時間帯によって強さが違う」ことが自分の目で確かめられます。
| 時刻 | UVインデックス | 天気 | 気づいたこと |
|---|---|---|---|
| 午前9時 | |||
| 正午12時 | |||
| 午後15時 |
⑤ 2週間以上続けて、一番UVが強い時間帯を知ろう
1日だけの記録では、たまたまの結果かもしれません。同じ時間帯の記録を2週間以上続けてみると、「やっぱりお昼前後がいつも一番高い」というように、はっきりした傾向が見えてきます。天気が晴れの日とくもりの日を両方記録しておくと、天気によるちがいも比べられて、研究としての説得力が増します。
記録した数値は、表にまとめるだけでなく、折れ線グラフにすると変化がひと目でわかります。縦軸をUVインデックス、横軸を時刻や日付にして、色を変えて晴れの日・くもりの日を描き分けるのもおすすめです。
⑥ UVインデックス3以上は、紫外線対策するべき時間だと知ろう
WHOの基準では、UVインデックスが「3」以上になると、紫外線対策が必要な強さとされています。3〜5は「中程度」、6〜7は「強い」、8〜10は「非常に強い」、11以上は「極端」に区分され、数字が上がるほど日陰を選ぶ、帽子をかぶる、肌を覆うなどの対策がより重要になります。記録した数値の中で「3以上だった時間」に色をつけてみると、1日のうちどれくらいの時間、対策が必要だったかが見えてきます。
⑦ 紫外線対策6か条を知ろう
子どものための紫外線対策協会が2005年に定めた「紫外線対策5か条」は、WHOの「Sun-protection」を翻訳して作られたもので、その後の研究を経て「紫外線対策6か条」に発展しました。ポイントは、日焼け止めだけに頼るのではなく、時間帯の工夫・日陰の活用・帽子や衣類での対策・目の保護まで含めた、体系的な取り組みを行うことです。
- 紫外線が最も強くなる時間帯を知り、外出の仕方を工夫する
- 日陰を上手に活用する(帽子や日傘は「持ち歩ける日かげ」)
- UVカット効果のある帽子・衣類で肌を覆う
- サングラスなどで目も紫外線から守る
- 日焼け止めは正しく、こまめに塗り直す
- 天気やUVインデックスを日々チェックする習慣をつける
⑧ 自分のUV対策方法を考えよう
ここまでの観察と6か条をもとに、「自分だったらどんな対策をするか」を考えてみましょう。例えば、「登校時間のUVインデックスが高かったから、通学帽をかぶる」「公園で遊ぶ時間は日陰を選ぶ」など、自分の生活に合わせた具体的な対策を書き出してみると、研究がより自分ごととして深まります。
⑨ まとめてみよう
最後に、観察してわかったことを模造紙やノートにまとめましょう。以下の流れで整理すると、わかりやすい自由研究になります。
- UVインデックスとは何か(調べたこと)
- 記録した表・グラフ(観察したこと)
- 一番UVが強かった時間帯(わかったこと)
- 紫外線対策6か条(学んだこと)
- 自分が考えた対策方法(これからやること)
数字で紫外線の強さを「見える化」することで、なんとなく怖いものだった紫外線が、正しく付き合っていくものへと変わっていきます。ぜひ親子で一緒に、今日のUVインデックスをチェックすることから始めてみてください。
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株式会社ピーカブー/代表取締役 エポカルプロデューサー
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