紫外線というと、「日焼けする光」「肌に悪い光」というイメージを持っていませんか?
実は、紫外線は私たち人間だけでなく、植物や昆虫の世界でも大切な役割を果たしています。
株式会社ピーカブーがおすすめする高学年向けの自由研究は、「紫外線みっけ」と観察・調べ学習を組み合わせた『紫外線が生き物に与える影響』です。
目には見えない紫外線が、自然界ではどのように利用されているのかを調べてみましょう。
実験① 野菜や果物は紫外線で色づくの?
スーパーに並ぶナスやイチゴ、ブドウ、ブルーベリー。
きれいな赤や紫の色には、アントシアニンという色素が関係しています。
アントシアニンは、植物が強い紫外線から身を守るために作る色素の一つです。
やってみよう!
同じ種類の野菜や果物を用意し、
日光が当たる場所
アルミホイルなどで光を遮った場所
で数日間育てたり観察したりして、色づきに違いがあるかを調べてみましょう。
※家庭では短期間で大きな違いが見られないこともあります。その場合は、図鑑や研究資料で調べた内容と、自分の観察結果を比較して考察すると、立派な自由研究になります。
参考資料:

著者/編集:佐藤有恒 出版社:あかね書房
実験② 花は昆虫への「秘密のメッセージ」を持っている?
ミツバチやチョウは、人間とは違う見え方をしています。
多くの昆虫は紫外線を見ることができるため、私たちには真っ白に見える花でも、昆虫には花粉や蜜のある場所が目印のように見えていることがあります。
この模様はネクターガイド(蜜標)と呼ばれています。
調べてみよう!
公園や庭で、
タンポポ
コスモス
マーガレット
ヒマワリ
など、いろいろな花を観察してみましょう。
その後、本やインターネットで「紫外線で見た花」の写真を調べ、人間の見え方との違いをまとめます。
「どうして昆虫にはこんな模様が見えるのだろう?」と考えることで、生き物の進化についても学ぶことができます。
実験③ モンシロチョウはオスとメスで見え方が違う?
私たちが見ると、モンシロチョウはどちらも白い羽に見えます。
しかし紫外線で見ると、オスとメスでは羽の紫外線の反射の仕方が異なることが研究で分かっています。
昆虫たちは、その違いを見分けて仲間を探していると考えられています。
調べてみよう!
公園などでモンシロチョウを観察し、
オスとメスはどう違う?
羽の模様は?
行動に違いはある?
などを記録します。
その後、研究資料や図鑑を使って、「紫外線ではどのように見えているのか」を調べ、観察結果と合わせてまとめてみましょう。
「人間には見えない世界がある」ということがよく分かります。
参考資料:

著者/編集:入倉隆 出版社:雷鳥社
実験④ 「紫外線みっけ」で紫外線がある場所を調べよう
植物や昆虫が利用している紫外線は、本当に身近にあるのでしょうか。
そこで、「紫外線みっけ」を使って、
花壇
木陰
温室
ベランダ
畑
公園
などで紫外線の強さを比べてみましょう。
植物がよく育つ場所と紫外線には、どんな関係があるでしょうか。
自由研究のまとめ
実験や観察をした後は、
紫外線は人間だけではなく植物にも必要なこと
昆虫は紫外線を利用して花を探していること
人間には見えない世界が自然界にはあること
紫外線は浴びすぎには注意が必要だけれど、生き物にとって大切な役割もあること
を、自分の言葉でまとめてみましょう。
「見えない光」が教えてくれる自然のしくみ
紫外線は、普段は目で見ることができません。
しかし、その「見えない光」は、植物が美しい色を作る手助けをしたり、昆虫が花を見つける目印になったり、生き物たちの暮らしを支えています。
「紫外線みっけ」を使って身近な紫外線を観察し、図鑑や研究資料で調べたことを組み合わせることで、科学への興味がぐんと深まる自由研究になります。




